Monday, November 16, 2020

らーは苦労が多い犬だった-4(缶詰を食べる事故~その4最終話)

 

過剰な医療を押し付ける院長、先端のハードウェアを使いきれていないナース、かなり危険な病院だと思った。
 
そこから、らーを連れ帰ってきて、本当に自分のやったことが正解だったと思った。
お外でゆっくりオシッコをして、私のベッドでへそ天井になって熟睡するらーの姿を見て、数日ぶりに、ようやく私も睡眠がとれた。

しっかり睡眠をとって、らーはぐんぐん回復、表面の縫合糸の抜糸は、執刀したK医師の医院にお願いした。

丁寧な縫合のおかげで、傷口はとてもきれいで、K医師も満足の出来だと言ってくれた。
急に大きくなったイボもレーザーできれいに取り除いてくれていた。

主治医の次に信頼する獣医だと思ったので、時間外の診療はK医師にお願いしようと決めた。
 
でも、らーの術後まもなく、K医師は別の動物病院の院長に就任し、小さなクリニックであるため超大型犬の受入れには十分な設備がないということで、その後は一度もお世話になることはなかった。

それにしてもあの最先端医療とかいう病院は一体なんだんだ?と、思っていたら2019年に閉院。

今、現在、もしかすると沖縄県内で、深夜24時を過ぎての急患を受け付ける動物病院はないのではないかな。
 
そう考えると、あんな病院でも命をつなぐために残っていてほしかった......

入院中
らーはよくがんばってくれた!