犬と暮らした日々を書き残したくて、犬の介護生活から書き出したら、途中で挫折してしまった。
犬が自力で動けなくなったところから、介護生活を順を追って書くと感情がその時の苦しい状態に引き戻されてしまい、泣いてばかりで書き続けることができなかった。
思えば、介護生活は彼(犬)の13年8ヶ月の一生のうちの最後の8ヶ月であり、倒れるまでの13年間は歩き、泳ぎ、食べて、楽しい思い出の方が圧倒的に多い。
だから、今日楽しい思い出を書きたければそうすればいいし、安楽死さえ考えた苦しい時期を書きたければそうすればいい、書き続ければ、きっと最後に13年と8ケ月、わたしとともに生きてくれた、らー(犬)の一生を残すことができるはず。
書きたいときに、書きたいことを、気が向くままに書く。
ルールは、あきらめないこと、気が済むまで書くこと。
When he was about to become four years! Rakun photo by Kaori |