2015年6月頃の日記(らー坊10歳くらい)から:
夕方、らーとビーチに行ってきました。 泳ぐのが好きな、らーですが、昨日は水に浸かっているだけで泳ぎはしませんでした。 お年寄りになったのだと実感して少しさみしい。
3歳くらいの女の子が、私に向かって 「わんちゃんさわってもいいですか_?」とはっきり聞いてくれたので、「もちろん、いいですよ~、仲良くしてくださいね。」と伝えたら、ドシドシ迷わず、らーの真ん前にいき、しっかりと頭をヨシヨシとなでてくれました。 そして、まったくしつこくもせず、「わんわん、ばいばい!!」と言ってまた自分の遊びに戻りました。 すっごい。。。感動でした。
私は子供の年齢はわからないので、もしかしたらもっと大人なのかもしれませんが、幼稚園生ほど言葉ははっきりしていませんでした。 幼稚園生だとしても、あの堂々とした態度には感動です。
海から上がれないらー坊です |
この日のことは忘れないです。
子供たちもわいわい泳いでいるビーチで、いつものように自ら海に入ったと思ったら、すぐに砂浜に戻ってきて、海を見つめていました。
この日記の2カ月ほど前(写真の日)、らーは、ほんの少し泳いだだけなのに、海から上がることさえできないほどヘトヘトの様子で、波打ち際に倒れ込んで動くことが出来なかったのです。「大丈夫?」と声をかけてくれた人もいた。
もうわたしだけで、
らーを海に連れてくるのは危険だ、
海遊びも最後かな........(涙)
そう実感して、夕暮れの海でシンミリ、ポツンとしたことを覚えています。
暗くなる前に、らーを励まして立たせて車に乗せて、帰宅できたのですが、あの日はさみしかった。あんなに海遊びが好きだったのに、もう遊ばせてあげられないなんて。
一人と一頭では仕方がないことだった。
☆☆☆☆
さて、日記に登場した小さな女の子、あれから一度も会うことはなかったけれど、あの堂々とした振る舞いは印象的で、忘れられない。
沖縄では「この犬咬みますかあ?」と質問するのが一般的で、大人も子供も、「咬みますか?」と質問してくる。
質問の意図は「犬に触っても大丈夫ですか?」であって、「咬みそうです」という悪意はまったくない。だから、わたしはほとんどの場合、快諾していた。
大人も子供も、らーに引き寄せられて興味津々、”触りたい”という気持ちで近づいてくる。
らーも理解している様子で、嫌そうでもなく、歓迎していたと思う。
でも、悲しいこともあったな、人間嫌になることもあったな。
それは次回書こうと思う。